「オイオイ……んなこええ顔すんな。お前の連れも怖がって俺に抱き着いてきてんぞ?」

そう言いオレの背中を撫でながら抱き締めてきた。

「彼は私が先に目を付けたんですよ?手を出さないで下さい。」

Σグエッ

威嚇を鎖骨男にしながら先輩はオレの服の襟を掴み自分の方へと引っ張り出した。

「おい。引っ張ってんじゃねえよ。コイツが苦しんでんだろ?」

鎖骨男が今度は先輩の腕を掴み襟から手を退かそうとし出す。

「……だったら貴方が彼を離したら良い話でしょう?」

グググ……

「ハン、コイツがしがみついて来てんだよ。離すもクソもねえだろ?」


グググググ………


「………和。彼から離れなさい。」


ゴゴゴゴゴ………


Σビクッ


「や、あの、その………じゃあその黒いモノをしまって下さい……」

「はい?(ニコッ)」


Σビクッ!!


「すみません!!離れますからιι」
















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