「サンキュー♪ひなちゃん気が利くね〜(笑)」

「………そのひなちゃんってもう決定なのか?」

「ん?だってひよ以外なら何でも良いって言ったじゃんか?だから決定♪」

に〜っと笑うオレを見てひなちゃんは大きなため息をついた。

「…そいつ、あんま体強い方じゃねえからあんま乱暴に扱ってやんなよ?」

そう言いひなちゃんは校舎の方に体を向け歩き出した。

「Σちょっ!!ひなちゃん何処行くの?!」

「仕事しに行くんだよ。後は頼んだ。」

手を振りながらオレらを見ずに校舎に入って行ってしまった。


「……ひなちゃんめ〜、逃げたな!!」

まあ、良いか。また会ったら膝カックンの刑にしてやれば良いし。ニシシ♪

とにかく今は先輩だな。

おっ、ハンカチちゃんと濡れてる!

ひなちゃんいつの間に濡らしに行ったんだ…侮れん。

膝カックンの刑は人のいないところでしてやろう。


その濡れたハンカチを先輩の額に乗せてやると先輩は気持ち良さそうに微笑んだ。

Σぶはっ!!何この可愛い人!!何この可愛い人!!!わ〜わ〜∨∨















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