「「…………」」 「ご…ごほんιιえーっと改めて自己紹介してやる。俺はこの学園の理事長を勤めている、梛木珀斗(なぎ・はくと)だ。宜しくな?」 梛木は微笑んで右手を差し出してきた。 「オレは吉本和。こっちこそ宜しく!!」 オレは差し出してきた手をにーっと笑いながら握りしめる。 「よしっ!次の質問OK?」 「あっ、良いがまず座らないか?」 そう言いソファーを指差し。 「ん、了解!」 …………………………ん?ι 「…………♪」 「何故!?ι」 ソファーに理事長が座るやいなや股の間に腕を引かれ座らされた状況… 何て…………デジャブ!!!? ………まあ、人肌は好きだし。いっか… そう思い体の力を抜く。 「……で、聞いて良いか?」 「ああ、良いぜ?」 嬉しそうに笑いながら抱き締めてきた。 「あのさ、入学式が3日前に終わってるって…本当か?」 「ん?誰かに聞いたのか?」 不思議に理事長はオレの顔を見てくる。 「ん、そう。ココに来る途中で知り合ったガっちゃんに聞いたんだ!」 「ガっちゃん??」 「そうガっちゃん。」 「「…………」」 「で……そいつに何もされなかったか?!」 急に梛木は真剣な顔でオレの肩を掴んで来た。 ▼ ▲ |