「……何しているんですか、二人とも…。」

「あっ!久留夏!」

オレと糸湖理事長が深呼吸していると糸湖理事長の後ろに怪訝そうな顔をした久留夏と巳叉が立ってオレらを見ていた。

「久留夏〜ιさっきから理事長がおかしいんだ…ι」

そう言って久留夏の方へと手を伸ばすが理事長が邪魔で久留夏の方に行けない。

「理事長が?…この人はいつも可笑しいですよ。それより今の吉本さんの状況が気になるんですが……」

今軽く酷い事言ったよね、久留夏。って、ん?状況?

今の状況って…

「…ゲッ」

久留夏に言われて今の状況を確認してみれば、糸湖理事長と顔をギリギリまで近寄らせて木に糸湖理事長の両手で押し付けられているオレ。

何この状況(爆)

オレじゃなかったら色々と妄想できたのにオレだと引くわ〜…ι

「糸湖理事長…ちょっと引いてくれません?ι」

オレはなるべく優しくゆっくりと糸湖理事長にそう言い両手を前に控えめに出した。

「ぬぬぬ!さっきの問いに答えてくれたら退く!」

えええええっ!!!!ι

「さっきのってオレがウエディングドレスを着るか久留夏達にウエディングドレスを着せるか糸湖理事長と一緒に行動するかっていう?ι」

「そう!」

「え〜…ι」

マジかよι

オレ着たくねえしι着てもキモイし。

久留夏達にだって着せれるような自信ないしι

ってかなんでこの人こうも意地になってるんだ?















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