「1、吉本君がウェディングドレスを着る。2、あの二人にウェディングドレスを着させる。3、私と一緒に今日のイベントを過ごす。さあどれが良い。」


「……………は?」

今、何言った?

「さあ、どうする。着る。着させる。一緒にいる。」

そう言いながらずいずいと顔を押しつけながら迫ってくるもんだからオレも徐々に後ろに下がっていった。

「ちょっ!落ち着いて!落ち着いてくださいよ!ι」

いきなりどうしちゃったんだよ理事長さんι

「私は落ち着いているよ吉本君!ああ、落ち着いているともさ!!」

「いやいや落ち着いてないでしょ?!その言い方からしてさ!!!」

ドンッ

っ!やべっ!行き止まり?!!

後ろをちらりと見れば大きな木が立ちはだかっていた。

「そんなことないやい!あの二人にぬぬぬになってなんかないんだから!」

「ええっ?!!ぬぬぬって何?!ってかやっぱりなんか混乱してるって!少し落ち着きましょう!はい、深呼吸して。すーはーすーはー。」

「むむむ…すーはーすーはー。」

「「すーはーすーはー」」















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