「当たり前です!!」

「あはははは…ι」

こ、こっえ〜…ι

オレが頬を引きつらせて久留夏を見ていると隣から声を掛けられた。

「和。」

「へっ?あ、巳叉!悪い、直ぐに休める場所探すからι」

あ〜…すっげー忘れてたι

いい加減巳叉を休ませねえと巳叉の足がキツいだろう。


「…彼は…」

「え、ああ。えっと、オレの先輩の…」

「喜志 巳叉と言います。」

そう言って巳叉は久留夏に軽くお辞儀をした。

お〜!!巳叉がお辞儀した!!やっぱり年上には礼儀が必要って奴だな!

……オレは…今更かなι

「喜志君ですか、私は獅子校の教員をしています。久留夏 清水と言います。」

そう言って久留夏も軽くお辞儀をし、巳叉の手をとり握手をした。

なんか…仲良くなりそうな雰囲気。

腹黒同士……ん〜、なんか見ないよな〜。

腹黒同士が仲良い話って。

まあ、現在進行形で目の前で仲良くなって行ってるんだけどね?

すっげー話が弾んでるんですけど。

(ねえねえ、あの二人。なんか良い雰囲気じゃないかい?)

いつの間にか近くにいた糸湖理事長が小声でオレに話しかけてきた。

そんな糸湖理事長の言葉に小さく頷きオレも小声で話した。

(そうですよね。なんかこのままいったら今日1日中話していそうですよね。)

そうオレが言うと糸湖理事長は何か気に入らなかったのか下を向いて黙り込んでしまった。

(……どうかしたのか?)

そんな糸湖理事長の様子に不安になり、下を向いた糸湖理事長の顔を覗き込み出来るだけ優しい感じの声で声をかけた。















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