「どうっすか?」

「ん〜、後少し〜……ι」

今、オレ達がどんな事をしてるかって?

ズバリ!!

肩車です。

本当なら肩車とかじゃなくてさ、梯子とか持ってきたら良いんだけどよ。

急いでるって言うから仕方無いかってι

「ん〜……ιあっ!掴めたの!!和!押して!僕のお尻を上に上げるのー!!!」

「わ、わかった!!」

何か卑猥な感じだと思ったオレを誰か殴ってくれιι

「よしっ!!登れたのー!!♪」

「ふ〜、…那加。お前の方はいけたか?」

隣で頑張っていた那加の方を見れば、那加も同じぐらいに上げられたらしく汗を流し苦笑しながら頷いた。

頷いた那加にオレも苦笑をして木の枝に座ってオレらに背を向け、はしゃいでいる並木先輩達にオレは口を開いた。

「せんぱーい!何をするんですかー?」

そのオレの問いに、並木先輩は振り返り笑って言った。

「向こうで休んでる生徒会の皆様をみるの♪」


…な………なんですとー!!

「あはは、それは…ι」

「見守り隊の活動だよ!変な目で見ないでなの!!」

「でもストーカー…「何か言った?」いやいやなーんも言ってマセンヨ?ιι」




「やーん♪今日も皆様美しいの〜♪♪」

上で先輩達が望遠鏡を片手にキャッキャッっとピンクいオーラを放っているのを見ながらオレは兄達にこの先輩の事をメールで送ろうかと悩んでいた。


「あっ!もう終わりだ。」

その那加の言葉と同じぐらいに終わりを告げるチャイムが鳴った。
















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