まさかの並木先輩に会うとは……

「那加!その隣の子は誰なの?!」

「え?あっ、そうか知らないんだった。コイツは和です。今は馬の被り物を被ってませんが…」

「ええっ!!!そうなの?!」

あ〜、そう言えば素顔あの時見せてませんでしたな。

「並木せ…「ま、その話は後なの!!ちょっと手伝って!」……へっ?」

凄い剣幕で並木先輩は近寄ってきたと思うとオレの腕を掴んで何処かに向かって歩きだした。

「Σちょっ!!先輩何処に!ι」

「何処だって良いでしょ!早くしないといなくなっちゃうの〜ιι」


慌てたように先輩は歩いて、ある大きな木の下についた。

「え〜っと…何を…ι」


くるっ


ビクッ

「僕達があの枝まで登るのを手伝って!」

ビシッっと目の前の木の太い枝を指差して並木先輩はオレらに向かって叫ぶように言った。


「………………は?ι」

並木先輩の気迫に唖然としながらも、キラキラとした眼差しにオレは断る事が出来るわけがなく頷いた。


……………

………















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