「って、あれ?」

那加の方を見れば、さっきまでいた那加を囲んでいた男達は見る影もなくいなくなっていた。

逃げたな!!

まあ、今が逃げるには絶好のチャンスだったしな。

仕方無いか。

少し残念(?)な気もしたけど、那加の元へと駆け寄った。

「大丈夫だったか?」

「へっ?あっ、ああ。なんとかι」

苦笑して那加は立ち上がって周りを見た。

「………なあ、これ拾うのか?」

これ?あ〜!!!

那加に言われ周りを見ればそこらかしらに落ちているオレのスペアの被り物達。


ん〜…………めんどいかも。

「……………ほってこ。」

「Σええっ!!?ι」

「大丈夫大丈夫。誰かが見つけてどうにかしてくれるって。(してくれなかったら珀斗に言ってどうにかしてもらおう。)」

「そ、そうか……ι(何か含みの部分が見えた気が…ι)」

「そう言えば、白達はどうしたんだ?」

やっぱあの人の波に呑まれてはぐれたのか?















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