「………………なんだ、この惨劇は………ι」 コレで決めるとオレは目の前の奴に向かって投げの構えになった時、後ろから聞き覚えのある声が聞こえて投げの勢いのまま勢い良く振り返った。 勢い良く振り返った事により向かれた相手はビクッっと肩を震わせた。 「あ………鎖骨男さっきぶり〜。」 そう、後ろから声をかけてきた相手は先ほど別れた鎖骨男、風紀委員長だった。 勿論未だにウエディングドレス姿のままだ。 …………いや、少しはだけてたりアクセサリーが増えてたりするからとっくり達に少しは弄られたんだろうな〜。 ってか息をきらせ、肩で息を吸い、頬を赤くさせ、少し汗ばんでる姿が何とも…………… ジュルリ 何とも言いがたい色気とフェロモンを発している鎖骨男にジュルリとなっていると周りの男たちの唾を飲み込む音が聞こえた。 …………どうやらオレだけじゃなかったようだな… だがっ!! 「Σこやつは渡さん!!!」 周りの反応にオレは鎖骨男を守るため!………という理由をつけて抱きついた。 「Σっ!!!和!!」 いきなりの和の行動に刹は一瞬驚いたが和から抱きついて来てくれたことに嬉しく思い、抱きついてきた和の背中に手を回した。 ムフフフ♪役得じゃ〜役得じゃ〜♪♪ 刹の心情に気付かない和はキモチワルイ笑みを浮かべていた。 いきなり和がウエディングドレスを着た風紀委員長に抱きついた事と抱き着く前の言動に周りにいた男達(と那加)は驚愕して固まった。 そして何とも言えない沈黙が広がった…… …………… ……… ▼ ▲ |