「違う!奴に、蘭…に、罰ゲームで!!」

必死に言う鎖骨男にオレは内心笑いながら見ていたら隣から雄叫びが上がった。

その雄叫びにオレらはビクッっと驚いて雄叫びを上げた奴等を見た。

「まさかのサプライズキター!!!」

「委員長はんのウエディングドレス姿を見れるなんて思うてなかったわー!」

「同士同士!」

ね、熱気が……ι

そう、何を隠そうあの風紀委員長をしてやがる鎖骨男がね、刹さんがね?

ウエディングドレスを着てらっしゃるのですよ!!

まあ別にここまで引き延ばさなくても、ってか言わなくてもわかっただろう。

彼の今の姿など、容易に脳内に変換されたんじゃなかろうか。


そんな事を脳内の誰かに言ってる間に刹はとっくり達に囲まれ襲われていた。

「Σ止めろ!!離せ!!」

「無理や!委員長はん!今回ばかりはあんさんの言うことは聞けまへん!」

「わ〜、まさかの夢のコラボだよ〜!風紀委員長とウエディングドレスだなんて〜ムフフフ〜♪」


……これは………逃げるチャンスなのでは?

とっくり達は今や鎖骨男に(ハァハァしながら)目がいってるし、オレが残ってたらこの場の流れで着せられる可能性があるし。


…………よしっ!

鎖骨男…すまんな。

お前の犠牲は忘れないぞー!

そう思いながらオレは皆に気付かれないようにその場を後にした。

……………

………















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