「ね〜………少し良いかい?」

……………

………



「な〜、お前ってなんなんだい〜?」

オカマッチョ達と約束(?)したのにな〜

「ね〜、聞いてる〜?」

まあ、だからと言って危機感とか生まれないんだけどな。

「お〜い〜?」


「ん?何?」

オレの言葉に相手はムスリと頬を膨らませながらオレを見てきた。

うっわ〜、これは萌えとくべき?

相手さんも何とも目立つ白に近いほどのいたみまくった金髪の美形さんだ。

まあ今更だよな〜、この学園の美形率なんて。

………にしても

「なあ、ちょっと聞いても良いか?」

「ん〜?な〜に〜?」

うっわ!のんびり過ぎだろコイツ!!ι

「ゴホンッ、なあ何で胸元に“悪役”って刺繍?してるんだ?ι」

そう、何故かコイツの着ている体操服の胸元には悪役と黒く刺繍されていた。

そのオレの言葉にコイツは嬉しそうに笑って体操服をオレに見せるように指でつまみつきだした。

「これ〜?これはね〜、あはは〜♪と〜ちんがしてくれたんだよ〜♪」


…普通ならイラッってくるしゃべり方何だろうが………

何かコイツの雰囲気がほわほわしているからか知らないけど………

癒される!!

ってか可愛い!♪♪(ハァハァ)

「へ〜、と〜ちんがしてくれたんだ〜……」

ハッ、ヤバッ!しゃべり方がうつっちまう!!ι


「ふふふ〜♪と〜ちんはすっごく器用なんだよ〜!ご飯も作れるしお掃除も出来るんだ〜♪この作戦だってと〜ちんが考えたんだよ〜!」

「へ〜、凄い奴なんだな〜。」

って、んん?作戦って?ι

悪役さんの言った事に固まっていると急に後ろから爆発音が鳴り響いた。
















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