「因みに親衛隊と見守り隊は対立しあってるんだ。」

空がジュースを飲みながらぼそりと小さい声で言う。

「そうなの!!奴等は僕らの敵なの!!!」

ビクッ

どうやら並木に聞こえていたらしく、凄い勢いで大きな声で言ってきた。

ん?ってかさっき那加は並木先輩って言ってなかったか?

「えっと先輩なのか?」

オレの問いに皆が何言ってんの?っと言った顔でオレを見てきた。

「な、何だよその顔は!!だって何年とか言ってなかっただろ?!!ι」

焦りながら言うと皆は納得した様にオレを見た。

「和、並木先輩は3年だ。」

そう那加が言い空は

「疑問に思ったのはわかったけどよ、流石に今のはKYだったぞ?」

と苦笑してオレに言ってきた。

「うっ、だってよ疑問に思ったら言わないと言おうと思った時には忘れてるかも知んないだろ?ι」

焦って言うが自分もさっきの事を思い起こすと突拍子もなかったなと思い口ごもり下を向いて手を弄りだした。

その和の行動に白は笑って和の頭を撫でだし、並木は毒気が抜けたのか一回ため息をついて近くにあった椅子を引いて座りもう一度和を見た。

くそ〜、やっとこのキャラに慣れてきたって〜のに〜……KYキャラとか…地味に落ち込むι

「あんたってマイペースっていうか天然っていうか。はぁ〜……まあ良いけど。あんた、名前はなんなの?」

さっきまでの勢いは嘘みたいに呆れながらも笑って和に並木は問いかけた。

「あ、オレは吉本 和。」

「和…、あんた明日の歓迎会。気を付けた方が良いの。」

いきなり真剣な表情で言ってきた並木先輩に驚いて見ていると並木先輩は続けて言葉を続けた。

「僕らが君の事を知ってる。だったらあの馬鹿達が知らないわけないの。」

馬鹿達…………あっ。

マジかよ……ιι

「………親衛隊の奴等が動くのか?」
















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