「で、いたの?」

「ああ、いたな。」

それを聞いたそいつとそいつの連れたちは生唾を飲んだ。

…これってもしかしてあの親衛隊か?

「…じゃあ、少し聞きたい事があるの。」

そう言ったそいつは真剣な眼差しでオレを見てきた。

「あ、ちょい待ち!」

「もう、なんなの!!」

真剣な空気を漂わせていたそいつにオレは手をそいつ向けて待ったをかけた。

「いや〜、まずは………アンタはどちら様?」

首をかしげ聞くと。

「あ、そう言えばあんたは外部入学してきたんだった。中等部にこんな馬男いなかったし。僕は並木 姶良(なみき・あいら)、生徒会や風紀委員とか他にも凄いと思える人達を影から見守り隊の隊長をしてるの。」

ん?

んん?

「影から見守り隊?」

「そう!見守り隊。」

「親衛隊と違うのか?」

首を傾げて聞くとそいつ……並木は顔を真っ赤にして怒ってきた。















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