「あんた、あのお方達の近くにいたって本当なの?」 は? 唖然と見つめているとそいつはまた口を開いた。 「黙ってるってことは固定したってことなの!ちょっとあんたに聞きたい事あるの。」 「へ?固定?え、いやいやってかあのお方達って誰の事だ?」 顔を近付けて迫ってくるそいつにオレは両手を上げ、慌てて言うと。 そいつはむむむっ、っと口を尖らせて顔を離し考えるように腕を組んだ。 「…………わからないっていうの?」 「あ、ああ。ι」 そのオレの言葉に相手はため息を一回ついた。 「あのお方達、役員の方達の事なの。」 「役員?」 「そうなの。」 ん〜、まあとっくり達の事かガッちゃん達の事か… まあなんにしろ近くにいたな。 ▼ ▲ |