「…………なあ、剣。」 次に言葉を発した時には月が見えかけていた。 「な…に……」 「また……ココに来て良いか?」 和の言葉に剣は小さく笑い。 「ああ……何時でも……来て……いい…」 そう言い和の頭を撫でた。 「和……」 「ん?」 「そろそろ……帰った…方が………良い。同室者も…心配……してる…だろう……」 同室者…………… 「あっ………雑魚寝…」 「??雑魚…寝…?」 「えっ?!あっ!気にするな〜ιあはははιι」 そう言えば光が拗ねて一緒に3人で寝ないといけなかったんだよな……ι 正直帰りたく無いけど………ι 「和…?」 「わかった。帰るよ…」 心配げにオレを見ていた剣はオレの言葉に安心したのか微笑んで頷いた。 「また…な…」 立ち上がり重たい足を寮へと向けて帰って行くオレに剣は手を振りその場に立っていた。 「あれ?剣は帰らないのか?」 不思議に思い後ろを振り返り剣を見た。 「片付け…を……して、帰る…から……」 そう言い笑って片付けを始める剣にオレは…………… ▼ ▲ |