「ダメに決まってますよね〜……」

ビクッ

いきなり低い声が聞こえ不覚にも二人してびくついてしまった。

とっくりはギギギっと後ろを振り返って空笑いをして口を開いた。

「か〜ちゃん許してーなー……ι」

「ダメです。」

うわ〜、また何ともあれな方が来られましたな〜。

ってか、か〜ちゃんって……

ぷるぷると震えている和に相手は気付いたのか声をかけてきた。

「そこの方はどちら様ですか?…無理に我慢すると体に毒だと思います。」

「ひはははははは!!!!」

彼の言葉に線が切れたようにオレは腹を抱えて爆笑してしまった。

「和やん。何でんなに笑ってるん?」

意味が分からないと不思議そうにとっくりは和を見詰めた。

「だ、だって…お前…ら……はは……」

あれから少し笑い続けてやっと落ち着いたオレは一回深呼吸して相手をみた。

「悪い悪い。だってお前ら何かどっかの夫婦みたいだったもんでさ♪」

ニコニコと笑って言ったら二人は固まった。

が直ぐに相手さんがぷるぷると震えだし、とっくりはさっきの事を思い出しているのか考え込んだと思ったら小さく吹き出した。















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