ちゅぷっ

「はぁっ…あぁ…」

やっと唇が離れた時には目は涙で潤んで頬も赤くし、空気を必死に吸おうと肩を上下にさせながら鎖骨男にしがみついていた。

「クスッ、やっぱ良いなお前。アイツにやるのはやっぱ勿体ねえ……」

チュッ

まだ息を整えているオレの頬にキスを何度も落としていく。

「はぁっ、何、言って…んだてめえ…」

やっと息が整い鎖骨男を睨み付け、離れようとしたが鎖骨男に腰をホールドされ離れられないでいた。

「何って決まっているだろ?キスだよ。(ニヤリ)」

「っ、耳元で喋るな!」

顔を真っ赤にさせ身を捩るがそれすらそそるのか鎖骨男は怪しい笑みを浮かべ和の頬に手を滑らせ。

「言っただろ?お前を落とすって。」

そう言えば初めて会った時、んな事を言ってたような〜……

悩んでいるオレに鎖骨男は呆れながらも可笑しそうに笑ってオレの頭を撫でてきた。

「まあ、忘れたなら別に思い出さなくても良い。これから嫌って程教え込むからよ?」

妖しく笑って言う鎖骨男に冷や汗をたらしながらもオレはムスリとして言ってやった。

「あのな、オレをアンタらのくだらない遊びのネタに使わないでくれ。」

オレの言葉に鎖骨男の方眉がピクリと上がった。















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