あれから瀬木も笑顔で「またな」と言って出ていき、室内には光の泣き声だけが聞こえている状態となった。 「光、いい加減泣き止めι」 四季も疲れきった顔をしてぐったりとソファーにもたれ掛かっている。 それに苦笑しながらオレは光に話しかけた。 「だ、だって。四季ティーが…ひっく…嫁ぐだなっひっくって……」 しゃくり上げながら言う光に四季はげっそりしながら項垂れて。 「まだ言うのかよ〜…ι」 っと疲れきった様に言った。 「う〜ん、光。四季は嫁がないぞ？」 なるべく優しく光に言うオレに光は涙でぐちゃぐちゃの顔を上げて。 「本当か？」 っと聞いてきた。 だからオレは頷いて 「ああ、当たり前だろ？」 そう言い優しく光の頭を撫でてやり笑った。 オレの言葉にやっと納得したのか頷いて四季の服から手を離した。 「はぁ〜、助かった……ι」 四季はため息をつきソファーにねっころがった。 「信じるけど、今日は四季と寝る。」 ﾎﾞｿﾘと呟く様に光がそう言うと四季は頬をひきつらせながら 「嘘だろ……ι」 っと半泣きになりながら言ったがどうやら本気だったらしく四季から一切離れなかった。 ▼ ▲ |