チラリと棚橋を見れば下を向いてぷるぷると震えていた。

(瀬木さん、何か棚橋の様子が可笑しいぞ?)

(あっ、俺の事は呼び捨てで良いぞ?)

(ん、了解。っじゃなくて!棚橋の様子がだなι)

(あ〜、本当だ。)

やっと気付いたのか瀬木は棚橋の顔を覗き込み。

「ワンちゃんどうかしたのか?無視されたのが辛かった?」

「Σうわっ!!ちがっ、違う!!んな事で拗ねるかよ!」

顔を覗き込まれた事に驚いたのか一気に顔を上げてわたわたと話し出したがどうやら拗ねていたらしい。

「へ〜、拗ねてたのか〜♪」

オレがにやにやしながら言うとしまった!っといった顔をして顔を真っ赤にさせ余計に慌て出した棚橋に追い討ちをかけるように瀬木が

「拗ねるほど寂しかったのか?ワンちゃん。」

っと言って頭を撫でた。

棚橋はその頭を撫でていた手を払い

「お前ら何か嫌いだー!!!」

棚橋は叫びながら部屋を出ていった。

………何とも可愛らしい奴だ。

「クククッ、相変わらずだな〜。」

瀬木は棚橋が出ていったドアを見ながら笑っている。

「………瀬木、棚橋の事ラブなのか?」

ちょっと興味本意で聞いてみる。

それを笑って瀬木は

「さあ?」

って言うもんだから兄妹のメールのネタにさせて貰うことにした。















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