「この子の事はワンちゃんって言ってあげてね!」

「Σちょっ!!瀬木さん何言ってるんだよ!」

瀬木さんは可笑しそうに笑って棚橋の頭を撫で。

「コイツはこう見えてチキン何だぜ?目付きが悪いから絡まれやすくてな。大体は俺らといるから大丈夫何だけど、俺らがいない時に絡まれたりしたらコイツぼろぼろになって俺らの所に来るんだぜ?毎回ヒヤヒヤさせられるよ。」

苦笑しながら棚橋を見ている瀬木さんを見てオレは本当に心配しているんだなっと思った。

棚橋は瀬木さんに頭を撫でられながら気まずそうに下を向いてるし。

案外可愛らしい所も有るんだと笑ってしまった。

笑いながら棚橋を見ていたら瀬木さんが耳元で言ってきた。

(アイツ、元々体が弱かったから喧嘩とかもっぱら弱くてな。だから口だけでもって思ったらしくてあんなしゃべり方に中学辺りからしてるんだけど、見てる俺らからしたら子犬が必死に吠えてるみたいに見えて仕方無いんだよね。)

(あ〜、だからワンちゃんなのか?)

(そうそう。)

オレらが小声で話しているのに棚橋が気づいて

「アンタら何話してんだよ!!」

っと言って睨んできた。

それを可憐にオレらはスルーをして話続けた。

(でもそこが可愛く思ってしまうんだよね〜。)

(分かる!何か可愛いよな。)

(だからコイツをボコった奴等を岳と俺が毎回闇討ちして葬ってたんだぜ?コイツは気付いて無いようだけどな。)

や、闇討ち?!!

瀬木さん、そんな事あり得ないって顔してるのに!

まさかそのお口から闇討ちと言う言葉が聞けるとは思ってなかったぜ……


ん?















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