だが、和はその場から離れようとせずに立ち尽くしていた。


「…………此所は…何処?」

礼二と話していて今、現在の自分がいる場所が何処なのかわからないのだ。

………………決して方向音痴ではない。断じて違うからな!!!

話しながらどこかに向かうわけでもなく歩いてからだ!

え〜っと、オレは右から来たんだったか?

いや、左?


キョロキョロと周りを見ながらアッチに走りこっちに走り。

しまいには教室に着くことが無いまま、授業の終了のチャイムが聞こえてきた。

そのチャイムを聞いた瞬間、オレは何をしてたかって?

そんな事。

廊下の真ん中で三角座りをして落ち込んでいましたともさ。

HAHAHA〜(やけくそ笑い)















人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -