『それでは次で最後となります。吉本先生どうぞ前へ。』

き、キター!!!ι

オレは少し緊張で震えていると会場内が一向に現れない教師にざわめき出した。

「誰も出てこないぞ?」

「どうかしたのかな?」

「おーい!!どうしたんだー!誰も出てこないぞー!」

ざわめきが段々大きさを増してきた。

これは早く行かないとヤバい!

『吉本先生?吉本先生出てきて下さい。』

司会者も慌てながらオレを呼び続けている。

ハァハァ

よしっ!!


ガタンッ


シーン


………………気合い入れ過ぎた…

隣に座っている久留夏も驚いて見ていたが緊張でなった事だと気付いたようで直ぐに笑顔になり

「頑張って来てください。」

と言ってオレの背中を軽く押した。

それを後押しにオレは前に出ていき、マイクの前に立った。

そして軽く気付かれないよう、深呼吸をして口を開いた。















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