「皆さん、気になって仕方がないんでしょうねι……………私達が…」

隣で久留夏が少し遠い目をしながら疲れたように溜め息を吐いている。

なんというかオレは、まあアレだろ?例のもん被ってるだろ?だからこの注目の理由は納得できるけども。

だがオレ達……

どういう意味かって?

それは…


久留夏は今、早朝に理事長に捕まりミニスカのセーラー服を着せられているからだ。

何でも脱いだら駄目だと権力をチラつかせながら言われたらしい。

満面の笑みで。

そうだよな、やっぱりミニスカのセーラー服を着た久留夏とその隣にはスーツを少しだけ崩しながらも着ている馬の被り物被った男が居れば。

興味持ちますよね〜……

ハァ


理事長が暇潰しで可笑しな事をするのはいつもの事らしいがその理事長のイベント以外での被害者は何時も久留夏だけだったらしい。

それが二人になっていると、思われているのかもと久留夏がボソリと言ってきた。

マジか。


「……………まあ、理事長って所は同じだけどな…」

オレも遠い目をして言う。

久留夏も「そうですね…」っと言って二人一緒に溜め息をついた。















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