はい?

何だ?と思い勝吾を見れば勝吾は久留夏と睨み合っていた。

「………貴方も門限は過ぎでいますから速やかに寮に戻りなさい。」

「まだ、少し位良いだろ!」

「吉本さんは今日来たばかりですよ?疲れているでしょうから早くに戻って休ませないと明日に響きます。だから却下です。」

……………久留夏さん、貴方は弱気な方だと思っていましたが黒い方だったんですね…

フと勝吾を見れば、久留夏がそんな事を言うとは思っていなかったのか唖然として久留夏を見ていた。

やっぱり勝吾も意外だったのか。

久留夏に引っ張られドアに向かっていると後ろから勝吾が口を開いた。


「貴様、そっちが本性か?!」

オレはその怒りに似た声に後ろを振り返ればそこには凄まじい顔で久留夏を睨んでいる勝吾がいた。

うわ〜………何でんなに怒ってるんだ?ι

オレが困惑していると隣にいた久留夏がニコリと笑いながら

「さあ?」

と言って部屋からオレを引っ張って一緒に出た。



「それじゃあ、吉本さんの部屋に戻りましょうか?」

ニコリとオレの方を見てオレの腕を引いて歩き出した。


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