開けたドアの先に見えた部屋は馬鹿広くゴウジャスでした……

唖然と部屋を見ていると部屋の奥の方にあるドアが開いた。

まさか誰かまだ残っていてくれているとは思っていなかったオレは驚きながら開いていくドアを見つめていた。

すると


「お前………」

出てきた人物に又もや驚いてしまった。

その人物は絶対残っていないと思っていた人物だったからだ。

「…………遅い。俺様を此処まで待たせるとは良い度胸だな。」

鼻で笑いながら手には何杯目かのコーヒーが持って近くのソファーに腰を下ろした。


まさか俺様が残っているとは……

「他の方々はどうしました?」

遅れて久留夏が部屋に入ってきて俺様に言った。

「あいつらならもう寮に戻った。とうに門限何か過ぎてるしな。」

そう言いながら足を組んでコーヒーを飲んでいる俺様に近づき近くのソファーに自分も腰を下ろした。

「すまない…遅くなってお前を待たせてしまったな。」

苦笑しながら言うとオレの方をチラリと見て

「お前じゃない。俺様の名前は藤原 勝吾(ふじわら・しょうご)だ。勝吾と呼べ。」

ボソリと言ってコーヒーを飲みそっぽを向いた。

「………わかったか?」

念押しをしてきた省吾にオレは頷いといた。















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