「久留夏………お前…」

被り物の中で哀れんだ目で見ていたら久留夏は慌てだした。

「ちっ、違います!!べ、別に慣れて何かιι」

「ふ〜ん………って事はいつもの事か…」

理事長ズを見て溜め息をつく。

「だって作れないしね〜」

「鎧を脱いだら人並みには出来るのでは?」

普通にソファーに座っているけれどめり込んでますよ糸湖さん。

「うふふ♪それはヒ・ミ・ツ♪」

わ〜、ウザいよ!

ってかオレ、随分と疲れて無いか?ιι

テンションが低くなってきてるしι

早く部屋に戻って寝たい……ι

さっきより深い溜め息をついて久留夏を見る。

「よ、吉本さん…ι」

久留夏は慌てながら不安げにオレを見ていた。

「…はぁ〜……作れば良いんだろ。作れば!!」

早く作って寝よう。

オレ寝ないと本当にテンション下がるからな〜

睡眠万歳!!

脳内が可笑しくなりながらも久留夏の方に行きエプロンに手を伸ばして着用した。

「……これは取って良いよな?」

馬の被り物を指差しながら不意に珀斗を見て言う。

それを聞いた珀斗あ〜っと悩んだがまあ、良いかと言って頷いた。

それを見てオレは馬の被り物を外してエプロンを着用する時に脱いだ上着の上に置き久留夏を見る。

「台所は何処なんだ?」

そう久留夏に聞けば一瞬惚けていた久留夏は頭を振って慌ててこっちですと指差しながら歩き出した。

それを不信に少し思ったが気にすること無く久留夏の後を追った。















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