理事長棟に入って随分と歩いたんだが、まだ一向に見えない。

まだなのかよ〜ι

少し溜め息を着いていると久留夏が立ち止まった。

「………どうした?」

不思議に思っていると久留夏がくるっとオレの方に向いて壁を指差し。

「此処がそうです。」

「……………はぁ?」

何を言って要るんだ?と首を傾げていると久留夏が壁を押した。

すると壁が動き横へとずれた。

「……………」

唖然として固まっていると久留夏がこっちを向き。

「じゃあ入りましょう。」

ニコリと笑いながら中に入って行った。

理事長室(?)に足を踏み入れた瞬間何かに後ろから抱き込まれた。

「…………離してくれないか、ダーリン。」

「ん〜、それは聞けないなハニー。」

スリスリとオレに擦り寄って来ている珀斗に溜め息を着きながらいると。

「君が吉本君なんだね?」

この声はあの時電話越しに聞いた声か……

その声が聞こえた方を向き。















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