「理事長室に行くんだったら俺様の説明は要らんな。」 ん?そうなるのか? 「まだ理事長らが説明するかは分からないけどな。」 そうそう、弄るだけ弄ってポイッて事になるかも知んないじゃんか! だから一応居てくれないかな〜 そう考えながらいると 「そうですね、まだ理事長達が説明をするとは分からないですし、少し生徒会室で待って居ましょう。」 おっ、マジか!! 助かる〜♪ 何だかんだで待ってくれる事でまとまったが今オレは固まっている。 話している間に歩いていたが目の前にはエレベーターじゃなく自動ドア。 そしてその向こうには短い橋がありその先には建物が見える。 「…………」 「アレが理事長棟だ、このドアを抜けてアレに入って真っ直ぐに行けば理事長室に着くだろ。」 ふへ〜…… 俺様が自動ドアを指差しオレに言うがオレは少し驚き過ぎて右から左に言葉が抜けていっている。 「どうやら固まってしまっているようですね…ιι」 オレを気に入ったとか言っていた黒い感じの男が苦笑してオレを見る。 「じゃあ私が案内をして行きますよ。理事長に言いたいことが有るので。」 そう言い指名手配書を持って来た男がオレの手を握り、もう片方の手を上に上げ主張した。 「……わかった。頼んだぞ?」 それだけ言って俺様は他の奴等を連れてこの場を離れて行った。 ▼ ▲ |