心の中で少し感動しているとエレベーターの方から誰かが走りながら何かを握り締めた方の腕を上げながら此方に向かってきた。

「み、皆さーん!!!た、大変ですー!!ふし、不審者が出ました!!出ましたよー!!!!」

ハァハァと息を切らしながら1人の男が来た。

それに周りにいた奴等が反応し、真剣な顔をして走って来た男に近寄って行った。

「どんな奴だ!」

「誰も被害に合っていないか?!」

次々と質問をして男に近寄って行き聞いていくが男は慌てながら手に握り締めていた何かを広げた。

「この人物です!!」

広げられたそれを一斉に皆が覗き込んだ。

それに続き興味本意にオレも覗いて固まった。

『この人物にご注意!馬の被り物を被った、180近い身長の男性。ニンジンなどをちらつかせると突進してくる恐れがあるので気をつけて下さい。馬語しか喋りません。乗れます。鼻歌を歌っている。スキップが上手い。等々。1つでも当てはまる人物を見つけた者は理事長まで!』

丁寧に写真まで載せられた言わば指名手配書を見た皆さんはゆっくりとオレに目線を移して見てきた。

オレはゆっくりと携帯を開き在る人物に電話を掛けた。















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