そう言えば…… 「あんたらって教師?」 だよな?っと言えば二人は頷いて自己紹介を始めた。 「私は火牙 尚(かが・しょう)だ。数学を教えている。」 綺麗系の男は火牙先生ね。 「俺は亜流 氷(ありゅう・ひょう)。化学を教えている。んでお前の担任だ。」 へ〜………化学か〜…… …………化学? 「Σ化学!!?こんなんで?!」 気だるそうにしている男前を指差して言うと 「ほ〜……何か問題でも?」 んん?何やら寒くなった気がするぞ? 「………あ〜……涼しくて気持ち良い〜……♪」 やっぱ、被り物なんか被って居ろとか厳しいよな〜……夏になったらどうしよう…梅雨とかよι 涼んでいると深いため息が聞こえた。 「どうやらコイツには脅しは効かんようだな。」 火牙先生が不適に笑いながら亜流先生を見て言った。 「………その様だな…」 頭を抱えて何やら疲れている亜流先生を見て首を傾げる。 ………ってかさ。 「…授業良いのか?」 オレの言葉を聞いた二人はハッとして立ち上がりドアへと向かった。 「おいっ!!お前もボサッとしてんな。早く行くぞ!」 慌てて馬の被り物を被って亜流先生の後を追って部屋を後にし、職員室を出た。 ▼ ▲ |