いや、意味は分かるんだけども… 「ああ、意味は分かるだろ?」 コクリ 「今年は兄弟校である、獅子校と手を合わせたイベントをしようって事になったんだ。」 ほえ〜、手が込んでんな〜。 「で、俺の所から向こうの学校に出したイベント内容は『偽物の教師当てゲーム。』って奴でな?本物の教師陣と偽物の教師一名を向こうの学園に行って貰い1週間向こうの教師として授業をして貰い、誰が偽物の教師かを最後の日に全生徒と教師陣に当てて貰うといったシンプルなゲームだ。」 「へ〜、それ面白そうだな!」 「だろ?因みにこっちでは『ウエディング鬼ごっこ』をするんだ。」 「ウエディング鬼ごっこ?何じゃそりゃ?ι」 顔をしかめて理事長を見れば笑って頭を撫でられ。 「そのまんまの意味だ。ウエディングドレスを着た鬼が人を捕まえに行くんだ。」 「それってさ、この学校のチワワどもがワザと捕まったりしそうだなι」 苦笑して言うと 「あ〜、それは大丈夫だ。最初の鬼は運動部の奴等の数人で結成される。捕まったらソイツもウエディングドレスを着て鬼役に回る。そこまでなら奴等はキャッキャッ言って真面目にやらんだろうから捕まらなかった奴には賞金を出す事にしたんだ。商品は役員の誰でも1人と1日デート券だ(笑)コレを出せば奴等も血眼になって真面目にやるだろうよ♪」 ワオッ何てデンジャラスなι 「じゃあオレはそれに出なくて良いのか?」 理事長から離れて向かいのソファーに座り。 「……いや、それに関しては話し合って俺の所の新入生歓迎会は向こうの新入生歓迎会が終わってからと言うことになった。教師が数人と生徒一名抜けての新入生歓迎会はしたくないからな。」 ふ〜ん、考えてんだな… でも。 ▼ ▲ |