「なっ!何言ってんだよ!!だって、俺らはまだ今日会ったばかりで!!」

「何言ってんだ!会ったばかりとか関係無いだろ!!時間何か関係ない!オレは本気だ。」

「だ、だけど!俺は…その〜……」

「那加…悪い……いきなり図々しかったな……」

「え……」

「オレの気持ちを相手に押し付けるのは良くないよな……悪い」

「なっ!謝らないでくれよ!!俺は別に、そんな……俺も嫌いじゃないし……その………」

「へ………本当か?!」

「う……ぅん………」

顔を真っ赤かにさせ下を向いた那加に嬉しくなって那加に抱き着いて言った。

「良かった〜!!オレらは今日から親友だな!!」


「………………えっ?」

和の言葉に那加は口を開けたまま固まってしまった。


「っ…ククク……はは……」

いきなり後ろから笑い声が聞こえそっちを見れば、腹を抱えて白が笑っていた。

「お………お前ら…ククッ…はな…しが……ッ……噛み合って……フフ……無いぞ?アハハ…」

今まで二人のやり取りを見ていた白は可笑しくて笑いそうになりながらも我慢して見ていたが和の言葉にもう我慢が出来なくなり笑い出してしまった。

「〜〜っ!!!」

何故か真っ赤になり下を向いた那加に不思議に思い顔を覗き込めば勢い良く反らされた。

「は〜………っで。寮に行くんだろ?早く行こうぜ。」

「へっ?あ、ああ。でもココって何処なんだ?」

キョロキョロと周りを見回し聞くと。

「此処は寮の裏手にある森だ。」

いつの間にかもとに戻った那加が説明してくれた。

「じゃあ近いんだな!!よしっ!行くか♪」

オレはそう意気込んで那加の手を掴み足を進めた。















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