「……………」 何か楽しそうに笑いながら二人を見ていんだけど。 何で楽しそうに笑ってんだという意味で、鎖骨男に近づき足を踏んでやった。 「っ!!…………何すんだ…」 さっきまで可笑しく笑っていたと言うのに今では不機嫌な顔をしてオレを睨んできた。 「笑ってんのが悪い。ってか止めろよ。」 オレも睨み返しながら顔で二人を差し鎖骨男に言う。 「何で止める必要がある?こんなに面白そうな事を止めるなんて勿体ないだろ。」 またしても笑って二人を見出した。 こんにゃろ〜…(怒) 笑っている鎖骨男を睨んでいると那加が気が付いたのかオレに近付いて来て腕を引っ張った。 「和、馬の被り物を被れ。逃げるぞ!」 「は?逃げるって…」 「良いから被れって!!」 そう言ってオレの手から馬の被り物を奪ってオレに被せた。 「よしっ!!」 被せられまだ混乱しているオレの手を掴んで白に近づき白の手も掴んだ。 いきなり手を掴まれた白は驚いた様にこっちを見た。 那加はその白の混乱もオレの混乱も気にせずに勢い良く走り出した。 「Σええっ!!」 「Σっ?!」 いきなり走り出した那加に驚きながらも手を繋いでいるため一緒に三人で走ってその場を離れ出す。 「待ちなさい!!!」 後ろから木乃葉先輩の慌てた声が聞こえた。 だがそれにも答える隙も与えないかのように那加は走るスピードを上げ寮へと向かって走った。 ………………… ………… …… ▼ ▲ |