そして隣の開いた席に座ると手を上げていた男が話し掛けて来た。 「お前何で馬の被り物なんて被ってんだ?!」 いきなりかよι 少し引いているとオレの前の席の奴が話し掛けて来た。 「いきなり聞くなよιまず自己紹介をしろよ。あっ、俺は杵島 那加(きしま・なか)。宜しくな?」 爽やかに笑って手を指し伸ばしてきた。 「ああ、宜しく。」 それに答え杵島の手を握る。 「あ〜!ずっこい!!オレは鷹取 空 (たかとり・そら)って言うんだ。宜しくな?!」 ニコニコして開いていたオレの手を掴んでブンブン振る。 杵島はほんわかした感じの笑みを浮かべている奴だ。癒し系?髪は茶色で瞳も一緒の茶色で目元にホクロがある。身長もオレよりは少し低い感じだ。髪はモミだけ肩まである長さで後ろは短いといった髪形だ。 鷹取は子犬見たいな元気っ子だな。髪をウルフカットで色はオレンジ色。目は赤茶。少年て言った顔立ちの笑顔が可愛らしい感じだ。 「なあなあ!で、何で被ってんだよ?!」 二人とも手を離した時に鷹取が身を乗りだして聞いてきた。 「ん〜………ダチに被れって言われたんだ…」 それを聞いた鷹取は何でだ何でだとまた聞いてきた。 その言葉攻めに困っていると教室のドアが勢い良く開いた。 ………って、いつの間にホームルーム終わってたんだ? ▼ ▲ |