バンッ 「おいっ!!何回呼ばせる気だ!?早く入れ!!!」 勢い良く教室のドアが開き怒った氷先生が顔を出しハッと我に返った。 「すんません!考え事をしてました!!」 「わかったから、さっさと入れ!授業が始まっちまうだろ?!」 そうだ!授業が始まったら悪い!! 慌てて教室に入った。 そうすればさっきまで騒いでいた声が止まり、クラスの奴等は全員固まってしまった。 クラス中を見回したがどうやら四季達とはクラスが違うようだ… 「遅れてきました吉本 和です。当たり障り無く宜しく!コレは取らない方が身のためだからな?」 そう言って軽く自己紹介をして氷先生を見た。 「よしっ。と言うわけだからコレは取ろうとするなよ?じゃあイジメとかやったら許さねえからな!んじゃあお前の席は鷹取の横だ。」 言うと氷先生が指をさした方を見ると一人の男が手を上げオレに向かって手を振ってココ、ココと言っている。 元気な奴だな…… そう思いソイツの方へと歩いて行った。 ▼ ▲ |