「おーい!席につけー!!」

亜流……あっ!

氷先生が声を上げてクラスの奴等に席に着くように言っている。


ハァ……ドキドキする……

ざわざわとクラスの中で喋っていた声も収まり氷は口を開いた。

「今日は遅れて授業を受ける奴に今から自己紹介してもらう。」

その声に静まり返っていた教室がまた騒がしくなった。

「かっこいい人かな?」

「可愛い奴が良いんだけど。」

「あー、僕今日ちゃんとおめかししてくれば良かった〜」


……………うん。ココは王道だそ!!

昨日の晩。兄と妹に学校の事をメールしたらテンションの高い返事が返ってきた。

でも王道要素が少なかったと送ったらまだまだこれからだ。とメールが来た。

だからこれから王道とやらを味わう事が出来るはず!!

それで今晩のメールの内容が変わる。


…………………ん?そう言えば………オレは…王道見たいに可愛くないし……ってかオレが王道を体感したらダメなんじゃ………

ってか体感したくない。

でもココまで来たら外部生に対しての反応はいかに!!って事で体験しよう。

王道キャラなら何処かに転がっているだろう。うんうん。















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テーマ「人外ファンタジー」
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