「ハァ…ハァ……」 「ハァ…ハァハァ…」 「あはははは♪到着したね?さあ、教室に行こうか!!マイフレンド達♪」 オレと四季が息を切らしながら学園の廊下に項垂れているにも関わらずに隣で息を切らさずにニコニコしている光に心底化け物かと思ってしまった。 「ハァハァ…悪いが……オレは…今から…職員室に行かないと…ハァ…行けないんだ…」 息を途切れ途切れに言うと光は何とも大袈裟に驚いてオレの肩を掴んできた。 「それを早く言わないか!!僕達の仲じゃないか!………一緒に行こう。」 あはは…… 光は真剣な顔をして肩から手を離すと腕を掴んで歩き出した。 四季に助けを求めようと四季の方を見ればそこには反対の方向に走り去る四季の後ろ姿があった。 Σ四季ー!!!! 走り去る四季に向かって手を伸ばすがそれは虚しく空を切り四季の姿は視界から消えた。 「何をしているんだいマイフレンドよ。早く歩かないか!そうか抱き上げて欲しいんだな?もうしょうがないな〜♪よしっ!さあ、力を抜いて僕に…」 「さあ、時間がない!!行こうじゃないか!!!」 「おう♪行こうか!マイフレンドよ☆」 あっ、あっぶね〜…ιι 今コイツ、オレをお姫様抱っこする気だったぞι ▼ ▲ |