「ふ〜………どうしたってんだ…」 どうしたもんかとため息を着いた。 「おっ、お前………」 「おっ、やっと動き出したか!!…で、オレが何だ?」 やっと反応してくれて嬉しそうに笑いながら相手を見る。 「うっ……お前、やっぱそれ被ってろ!!」 「Σええっ?!ι何で!!!」 「ハァ………まさか馬の下が、んな顔だったとは………奴等が何故馬の被り物を被せたか意味が漸くわかったぜ…」 ため息をつきながらぶつぶつと言い出した相手にフと有ることに気付いた。 「なあなあ、考えてるとこ悪いけど。オレらまだ自己紹介してなくないか?」 そいつはオレの言葉にハッとして顔を上げた。 「そう言えば…まだだったな。」 苦笑をして改めて自己紹介をする事にした。 「まず、俺な?俺は赤沢 四季(あかざわ・しき)宜しく。」 「オレは吉本 和だ。宜しくな?」 やっと相手の名前が分かりホッとした。 「ハァ……本当は今日色々として明日から授業に出ようと思ったのにな〜…」 ため息をついて布団に寝転ぶ。 「色々?何だ、まだ何かしてない事が有るのか?」 オレの言葉に四季は顔をしかめて布団に座って来た。 「ん〜…担任に挨拶とか〜……あ〜あ…」 布団に顔をぐりぐりして埋める。 「じゃあ授業に出るのは明後日か?」 「…………多分。めんどいし、挨拶したら直ぐに寮に戻ると思う…」 全く……っと苦笑しながらも何故か和が可愛らしく思えしまった自分に苦笑した。 ▼ ▲ |