「じゃあ全部話したし解散って事で!」

そう言って相手さんが立ちあがった。

「あっ!ちょい待ち!この被りもんさ、訳有ってあいつ等にかぶっとけって言われててさ。かぶとかないといけないんだけどさ。寮の部屋ぐらい気を抜きてえじゃんか。だから部屋では脱ぐから外ではその事言わないでくれないかな?」

「ん、それは同感だ。寮に来てまで気をはりつめて要られねえよι言わねえから安心しろ。俺も変装しないし。」

あ〜、あの真面目な感じの変装ね。

じゃあ、もうコレとって良いよな?

ってことで…

被っていた馬の被り物をとった。


は〜…クリアになったぜ〜………

解放感で満面の笑みを浮かべた。

あ〜、被り物を被ったまま寝ていたもんだから汗かいて髪が顔に引っ付いて気持ち悪い……

顔に引っ付いた髪を上げオールバックにして目の前の男を見た。


…………………固まってる?ι

なぜ?ι

「お〜い、大丈夫か〜?」

目の前で手のひらをヒラヒラさせてみるが相手は口を開けたまま微動だにしない。















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