「あれ?そういやあいつ等は?」

周りを見渡せばあいつ等の姿もなく、なんか部屋も薄暗い。

「アイツらなら帰ったぜ?今何時だと思ってんだ…」

その言葉に時計を慌てて見てみると夜の9時前を指差していた。


「……………アンビリーバボー…」

「わかったか?んで話を続けて良いか?」

寝すぎてショックを受けながらも頷いといたた。

「……本当に大丈夫かよ…(ボソリ)昼間お前が連れてきた奴らはこの学校で有名な分類の奴らだ。」

「有名?」

「ああ。」

「ん〜、そんな感じの様な話を聞いたような〜…」

「それでだ。俺は問題をおこしたくない。」

真剣な眼差しでオレを見てきた。

「あ〜、平穏に過ごしたいんだったな。」


コク


「この学校はおかしい。だから平穏に少しでも過ごしたいんだったら有名な奴らとは関わらないのが一番だ。」

うんうん。

「だが俺が気をつけても同室者であるお前がそんな有名な奴らをこの部屋に連れてきたりしたら全く意味無いんだよ。」

ん〜…

「部屋に入ってるところを見られたら駄目なんだっけか。」

王道的に。

「……………ああ。」

まあ、…仕方ないな。

「わかったよ。部屋には呼ばないよ。」

オレの言葉に安心したのか相手さんはホッとしたように笑ってその場に座り込んだ。

「それなら良いんだ。は〜、疲れた。」

本当は緊張してたのか?こいつ。

「なあなあ、なんで問題起こせないんだ?」

なんとなしにそいつに聞いてみた。

「ん〜…家庭の事情かなι」

苦笑してそいつは答えた。

家庭の事情…ね〜?

ニヤニヤ

これは何か萌えの予感がするぞい。















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