「なっ……なんやて・・・・」

わなわなと震えながらオレを見るとっくりに頷き、着ている服を見せるように胸を張る。

「………な?着てるだろ?」


ガタッ


「そ……そんな………」

寝室から続いて出てきた秋が床に膝をつき絶望した顔をして項垂れた。

そんな秋と同じように落ち込んだとっくりが秋の肩に手を置き秋を見る。

「アキちゃん………ウチらの努力が無になってもうたな………」

項垂れた二人を無視してオレらは一年の寮へと向かうためにいそいそと部屋を出た。


それに気づいたとっくりたちも慌てて後を追って出てきた。

とっくりの部屋を出てエレベーターで一階に下り、1年寮に向かって歩き出した。















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