※裏有り注意

「つがる、つがる!」
サイケがテレビを見ていた僕の手を取り寝室に連れて行き、寝室に入るなり僕をベッドに寝かせて軽くキスをした。
何をされるのかは大体理解して、僕はゆっくりと目を閉じた。
「つがる、大好き。」
「僕も…さいけ、好き…」
何度も角度を変えながら貪られるようなキスをされて、ちょっと酸欠になった。吸ったり吐いたりして息を整えていると、目の前が真っ暗なことに気付いた。
目を開けても目の前に広がるのは闇。僕は自分の身体の異変がわからなくて、怖くなってきて怯えた。手で自分の目を触ってようやく闇の正体がわかった。
どうやら布か何かで目隠しをされているようだ。
「…さいけ、これじゃさいけの姿が見えない…」
手をさ迷わせてサイケの頬を触ると、僕の両手が掴まれベッドに縫い付けられた。
「たまにはこういうプレイもいいでしょ?」
声色から、ニヤニヤしているサイケの顔が目に浮かぶ。
視覚情報が全くないと不安だ、と思いながらされるがままに着物を脱がされていると、サイケの冷たい手が太ももを撫でてビクッと大袈裟に反応した。
「あっ……」
「ビックリした?」
太ももへの愛撫がしばらく続き、最初は突然のことで驚いたがだんだんと愛撫に感じるようになってきた。
「ぁ、ん、ふぅ…」
「ここも感じる?」
「ひぅっ!ひゃ、ああ…!」
今度は脇腹への突然の愛撫。視覚情報が得られないと何故かいつもより敏感に感じてしまい、身体を捩ってサイケの手から逃げようとした。
脇腹やおへそなんて、今まで触られても気持ちいいと思ったことないのに。今は太ももと同じくらいくすぐったくて気持ち良い…
「ふふ、気持ち良さそうだね。つがるのおちんちん、すごくたってるよ?」
「やだっ、そんなの言わな、ひうぅぅ!」
僕の反論を聞きたくない、と言うかのように話している途中でいきなり胸の突起を摘ままれ、構えていなかったので――というか、今は目隠しされているから構えることなんてできないんだけれども――僕はいつもより感じてしまった。
「わぁ、すごいよつがる!乳首をきゅっと摘まんだだけで先走りがこんなに出てる!やっぱり目隠しするといつもと違う?」
「ひうぅ、さいけぇ…何だか変だよぉ…っあ!」
今度はいきなり後孔に指を入れられ、シーツを握って快楽の波に耐えた。
何をされるのか全く想像つかなくて、感度がいつもより高くなっているのが自分でもわかる。
いつもなら視線とかでどこを触られるのか想像つくのに。
「ぅ、あふ…っやらぁ…」
「可愛い…ここもすごく蕩けてるし、いつもより声が出てるし、つがる可愛い…」
今度は口をサイケの唇で塞がれたようだ。舌が入ってきて、キスされている間も後孔に侵入している指の抜き差しの激しさは変わらなくて思うように息ができない。
「っふぅ…は、はふ、ん…」
キスの合間に漏れる声が恥ずかしい。視覚を聴覚で補おうとしているから、自分の声がいつもより大きく聞こえる。恥ずかしくてどうにかなってしまいそう。
「…もういい?つがる…」
指を抜かれたと思ったら、今度は入り口に熱いものがあてがわれているのを感じる。これから来る快楽の波に、僕はぶるりと身体を震わせた。
「さいけ…きて……」
サイケの表情は相変わらずわからないが、微笑んだ気がする。それにつられて顔の筋肉を緩めれば蕾に太い杭が打ち込まれていく。
「あ……や、ぁあん…!」
「き、つ…っつがる、僕のを千切るつもり…?」
サイケのモノを中でダイレクトに感じる。こんなに熱くて太いモノを、僕は入れられていたんだ…
感じすぎて僕は力を抜くという行為を忘れてしまったようだ。力を抜いてと言われても上手くできない。
サイケの熱い吐息、腰を掴む温かい手、体温、サイケの匂い、シーツが擦れる音、全てが全て僕の興奮剤になる。
僕は確実に、いつもより興奮していた。
「あん…さいけ、さいけがほしい…はぅ…っ」
「っいつから、おねだりできるようになったの?」
頬にキスが降ってきたと思ったら、いきなり激しく抽挿されて。ぱんっ、ぱんっとリズミカルに肌と肌がぶつかる音やグチュグチュと鳴る水音に聴覚が犯されて、まだ少ししか抽挿されていないのに僕はもう限界に達していた。
「も、イッちゃ、ああああ!」
「っわ!」
予告なくイッてしまったから、サイケは驚いた声をあげた。
はふはふと息を整えていると、サイケがまた腰をゆるゆると動かしだした。
「っゃん、だめ……」
「僕もイキたいもん…つがるだけなんてズルイ。今度は前立腺を刺激してみよっか?」
厭らしさを感じさせない、あくまで純粋な声でサイケは絶望的なことを言い放った。
それでも、サイケから与えられるものは何でも嬉しいから僕はうん、と頷いた。
(目隠しプレイはどうだった?)
(効果覿面だったよー!ありがとう、うざや!)
(……それがアドバイスした人への態度?)

END

1000hit企画にくれーぷ様にリクエストし、書いて頂いたサイ津です!
目隠しプレイ…v
馬鹿にされてる臨也が何か可愛いです。
くれーぷ様、ありがとうございます!
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