「もっとつがるを気持ち良くさせたいんだぁ、どうしたらいいのかな?」
仕事しているところにいきなりサイケが来たから、何事かと思えばそんなことか。
「でも今でも十分気持ち良さそうなんでしょ、それでいいじゃない。」
「何て言うか…最近、僕の次の行動が予想されているんだよね…だから前よりもつがるの感度が落ちてるような気がする…」
何それ、マンネリ夫婦みたいだねと笑うとサイケが顔を赤くして頬を膨らませて怒った。
「恥を忍んでわざわざいざやなんかに聞いてるのに!こんなに深刻な事態、自分で解決できるんだったらいざやなんかに聞かないよ!笑わないでったら!」
「うん、サイケは俺に本当に相談してるのかそれとも俺を怒らせたいのか、俺を目の前にして貶したいのか、どれなのかな?」
「どれもに決まってるじゃん!」
そんなことを言うサイケの胸ぐらを掴み少し揺さぶってやる。
「いざやって、しずおに振り向いてもらうために頑張ってるじゃない。だから何かアブノーマルなプレイとか教えてもらおうかなーって。」
「振り向いてもらうためにって何さ、もう振り向いてるから一緒に暮らしてるんだよ。」
「嘘だ、しずおはそんな人じゃない!」
「サイケったらいつからそんな酷い性格になったの?」
「いざやに育てられたから仕方ないじゃん。」
最初の頃はもっと可愛かった気がするんだけどなぁ。いつから俺に喧嘩を売るようになったのやら…もしかしてシズちゃんに育てられたからシズちゃんに似たんじゃないの。
「…まあいいや。わかったよ、教えてあげる。」
「本当?」
「うん。その代わり、このカメラで津軽の恥態を撮って俺に渡してね。シズちゃんに似てる津軽の恥態も俺のオカズになるから。」
カメラが一瞬にして粉砕された。

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テーマ「人外ファンタジー」
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