※裏有り注意

「気持ち良かったー」
と呑気に鼻歌混じりにブラキャミ姿で風呂場から出た瞬間、甘楽に手を引っ張られた。
「っうわ!」
いきなりのことに驚き体勢を崩しながらもなんとかもち直して連れて行かれた場所は寝室。机とかもあるからたぶん甘楽の部屋も兼ねているんだと思う。
小さいぬいぐるみがあって、薄ピンクのカーテンがあるその部屋はまさに女の子らしくて。女の子の部屋ってこんな感じなのかと感心している間に白くてふかふかなベッドに押し倒された。
「…かんら?」
甘楽は相も変わらず上下セットであろう、黒のブラジャーと紐パンしか身に纏っていなくて。
しかし何だか様子がおかしい。頬を赤らめ息を荒くして、私を真っ直ぐ見つめる。甘楽のルビーのような瞳に目を奪われていると、甘楽はいきなり私の胸を、ブラキャミの上から鷲掴みしたのだ。
「ひゃああ!?」
「ふふ…シズちゃんの胸、やわらかぁい。」
甘楽の視線が私の胸に移動し、目が嬉しそうに細められた。ここまできてやっと私は自分に迫っている危機を理解し、甘楽の肩を押した。
「や、かんらっ、いきなりどうしちゃったんだ…目を覚ませ…!」
「これが私の本性だよ、シズちゃん…シズちゃんを警戒させずに私の家に泊まらせるまで、かなり頑張ったんだからね?」
そう言うと私のブラキャミを上に捲り、露になった胸に甘楽のピンク色の唇が触れる。やがてキスを落とすだけでなく胸の飾りを赤い舌で刺激しながらも胸を揉む手の動きを止めない。
「やぁっ…ひ、ぅう…」
こんなことされたことないから自然と声が漏れる。自分でも体験したことがないような快楽を与えられ頭が真っ白になり思考力が低下していく。
甘楽の本性を知っても尚、本気で抵抗できずにいた。甘楽は普通の女の子であり、私の友達だ。友達を拒否するなんて、私にはできない。
「やっぱり、シズちゃんは処女なんだね。」
ニタリと厭らしい笑みを浮かべた甘楽は私の首筋に唇を寄せた。胸を揉まれただけで自分が何をしているのかも考えられなくなっていた私は甘楽の首に腕を回した。
「甘楽以外に、こんなことさせないんだからな…」
「ふふ、私は特別ってこと?」
嬉しいなぁ、と甘楽は笑い私の唇に唇を重ねた。柔らかくて、温かい。また頭が真っ白になってきて、ぽーっとぼんやりしてしまう。
「一緒に気持ちよくなろう?」
すると甘楽の細い指が私のパンツの上を這い、ある一点を押し潰されると胸を揉まれていた時とは比べ物にならないくらい気持ちよくて。
「ぁんっ!な、な、に…?はっ、ふぅ…あぁっ…?」
「ここね、クリトリスって言うんだよ。女の子ならだれしもが気持ち良くなるところ。パンツの上からでもこんなに感じるなんて、シズちゃんホントに処女?」
「ふぁっ!こ、なの…されたことない…っはぅん!」
「もしかしてクリトリス弄られたら処女じゃないと思ってる?あまり知識ないシズちゃん、可愛い。」
クリトリスをパンツの上から刺激されながらキス――今度はさっきとは違い、口の中に舌を入れられ私の舌が絡めとられた――をされ、くぐもった声が出る。
そろそろ何か来る、と快楽がピークに達しそうになった時、いきなり甘楽が離れてしまった。何が来そうだったのか自分でもわからなかったのだが、少なくとも刺激されなくなって少し残念に思った。
「私も気持ち良くなりたい。」
甘楽は身に纏っていた下着を全て投げ捨て生まれたままの状態になった。私のパンツも脱がされ、甘楽は身体をくっつけてきた。
「こうして擦り合いっこしたらね、すごく気持ち良いんだよ。」
甘楽のクリトリスが、私のと重なっていて、その状態で甘楽が腰を動かすとどんどん気持ち良くなって。
「あぁんっ…かん、らぁ…はふ…ふやぁっ…!」
「っは、あ…しずちゃん…っ」
身長差のせいで甘楽の顔が見えなかったが、私の首筋に熱い吐息がかかっているからきっと甘楽も気持ち良いのだろう。
「ぁ、んっ…しずちゃん…しずちゃん…っ」
甘楽がいつもよりも色気のある声で私のニックネームを呼ぶからドキドキと胸が高鳴って。
その声に答えるように私も腰を少し動かせば甘楽が少し息を呑んで。それが楽しくて徐々に激しく動かせば甘楽も負けじと腰を動かして。
「ひゃあんっ!かんら、かんりゃぁっ…!なにか、きそう…たしゅけて…!」
気持ち良いところが擦れて、すごく気持ち良くて、またさっきみたいに何かが来そうな感覚に陥って。思わず甘楽に助けを求めた。
すると甘楽は私を見てニッと笑い、より一層強く擦り合わせた。
「んはぁっ!ふぅ、ぁん!もぉ、くる、くるぅうううっ!」
それから私は訳もわからず大声で叫び身体を反らし、それから痙攣を起こしたかのようにぷるぷると脚を震わせた。甘楽も息を荒くして、身体を震わせながらも私の胸に顔を埋めた。
「んっ…きもち、いかったねぇ…しずちゃぁん…」
甘楽は額に汗を滲ませ私に触れるだけのキスをした。なんだか甘楽が愛しく見えてきて、私もお返しとばかりに甘楽の唇にキスをした。
「すごく…気持ち良かった…」
「ふふ…もう一回、する?」
「……する…」
なんだかこんなことをしてはいけないような気がしたが、私の身体は快楽という二文字だけを求めて甘楽の誘いにのってしまった。
きっともう、後には戻れない。
(ようやくシズちゃんが私のものになったわ…これからどう調教しようかしら…)

END

1000hit企画にくれーぷ様にリクエストし、書いて頂いた甘楽×静緒でございます!
百合って美味しいですよね、2人共美人ですから凄い眼福でしょうね!v
くれーぷ様、ありがとうございます!
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