※裏要素有り注意

「シズちゃん可愛いぃぃぃ!」
いつもよりも強く抱き締められて苦しい。パッと目の前を見ると俺と同じように金色の猫耳と尻尾が生えている津軽が見えた。
うん、津軽の猫化は可愛いな。でも俺なんかが猫化したって可愛くはないだろうに、臨也はおかしい奴だな。元々か。
「しずおも猫になってる!」
津軽がふわふわと笑って俺に近寄って目を輝かせた。子どもがやったらそりゃ可愛いが、大の大人がこんな…可愛くなんかないだろ。
津軽の頭に生える猫耳を指でふにふにといじってみた。
「っにゃ、ああ…」
すると津軽から可愛い声をあげて震え、太ももを擦り合わせて俺を上目遣いで見た。なんだこれ、自分と同じ顔をしているのになんだかいじめたくなっちまう。
耳を更にふにふにといじると、手で口を塞ぎ喘ぎ声を押さえている。耳が性感帯なのか、と冷静に観察していると、
「にゃっ!?」
急に自分の耳を弄られ、快感というよりも驚いて全身の毛が逆立つ。俺の猫耳も立派な性感帯らしく、弄られる度に喘ぎ声が自然と出てしまう。
「…ふ、ぅあ…っ」
段々と快楽が高まり、津軽の耳を弄っていた手が離れる。その隙にベッドに縫い付けられ、俺に跨がった臨也はにぃっと厭らしく笑う。
「シズちゃん、気持ち良い?」
耳をきゅっきゅっと規則的に弄られれば否応なしに喘ぎ声が出てしまう。そして臨也がもう片方の手で尻尾をする、と撫でた。
「――ッ!」
するとどうだろう、なんとも呆気なく達してしまったではないか。さすがに臨也も驚いているらしく、俺が達したことを察してパジャマのズボンを脱がそうとしてくる。
それだけはやめてくれ、子どもたちにこんなところを見せたくないと抵抗しながら子どもたちを見る。
「つがるぅー」
「いやっ、にゃあっ!」
サイケが津軽の耳を舐めながら服を脱がしていて、津軽はほぼ全裸だった。子どもたちは子どもたちで楽しんでいるらしい。
臨也にいつの間にかパジャマも下着もナイフで切られた俺は強制的に生まれたままの状態を強いられることになった。
「てめぇっ!何しやがんだ!」
「ホントにイッちゃったんだねぇ?淫乱…」
「淫乱なんかじゃ、ひあぁっ!」
抗議の声をあげたら尻尾を掴まれ思考の全てをコントロールされてしまう。
「にゃあ!さいけ、やぁっ…!」
声がする方を向けば津軽の尻尾はサイケに弄られていた。津軽も尻尾がかなり気持ち良いらしく白濁の水溜まりがフローリングにできていた。
「慣らさなくても随分解れてるね…挿れていいよね?」
ベルトを外す音が聞こえそちらを向くと臨也のモノが取り出されていた。
抵抗なんてする気はもう尻尾を掴まれてからは起きない。だけど、せめて子どもたちのいないところでやりたい。
「っいざや、お願い、子どもたちが居ないところで…!」
「ふふ、大丈夫だよ。あの子たちはあの子たちで楽しんでるからさぁ。」
そういう問題じゃねぇ!
「子どもたちが、子どもたちがって言ってるシズちゃんを無理矢理犯すのって…なんだか人妻を襲ってるみたいだね?」
クスクスという笑い声は尻尾を握られて強制的に喘がされた俺の声によってかき消され、そして前戯もそこそこに臨也の熱い杭を埋め込まれた。

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