※犬化、裏有り注意

「んー…」
ぺろぺろと俺の頬を舐める臨也。一体何を求めているのかわからなくてずっと舐められている俺。
臨也の舌がちょっときもちいい、だなんて思ったりして。
「…シズちゃん、わんわんプレイはしないからさ、その代わりシズちゃんの耳舐めて毛繕いしてもいい?」
俺がいいぞ、と言う前にはもう臨也が俺の後ろにまわっていて俺の金髪と同じ色の犬耳をぺろっと舐めていて。
「ひぅっ!」
構えてなかったから大きな声が出てしまって、恥ずかしくて口を手で塞ぐがもう遅くて。
「へぇ、耳も感じちゃうんだ。」
耳元で臨也のねちっこい声が聞こえてきてびくっと身体を震わせてしまう。臨也は今絶対ニヤニヤしているんだろうなとか頭の隅で思うがそんなことはどうでもよくなっちゃうくらい気持ち良くて。
これはヤバい。
「ひ、あぁんっ、ふぁ…やだ……やめ…っ」
ぴちゃぴちゃという水音で耳を犯されてびくびくと反応してしまう。
せめて尻尾で抵抗しようと思い、尻尾で臨也をぺちっと叩くと今度は尻尾を掴まれてしまう。
「ああぁっ!?」
俺は訳もわからなくなり大声をあげてしまう。何故なら、尻尾を掴まれただけで達してしまったからだ。
「あれ、もしかしてイッちゃったの?俺、毛繕いしてるだけなのになぁ。」
いきなり後ろに引っ張られ、バランスを崩した俺は後ろに倒れ、臨也は前にまわって俺の上に乗り、黒いふさふさした尻尾をぶんぶんと振りながら俺の顔をペロペロと舐めてきた。
息荒くねぇか、お前?息も舌もくすぐってぇ。
「じゃあ今度は身体の毛繕いしてあげる!」
そう言うと乱暴に俺の服の前を開いた。あぁ、ボタンが飛んでいっちまった。後で探さないとな。
「そこは、毛繕いしなくていいから…」
「いいって、遠慮しないで!」
俺の手首を押さえつけて首筋をペロペロと舐め始める。
所々でちゅう、と強く吸われて、しばらくは外出できねぇな、あぁでも今は犬耳生えてるからできねぇかと自分でツッコミをしながら臨也をじっと見つめた。
「んんっ…いい、もう、舐めなくて…っは…」
俺の言葉を無視して、臨也の舌は下に向かっていき、鎖骨も軽く舐めて、今度は俺の胸の飾りをペロペロと舐めた。
口を塞いで喘ぎ声を出さないようにしようと思ったら、まだ手首は掴まれていて口を塞げない。
「んんっ…ぁ…ひぅっ…」
口を閉じて喘ぎ声を出さないように頑張っていると、今度はお腹の辺りを舐めてきて。
今までそんなところ舐められたことなんてないから初めての感覚に戸惑いつつも開発し尽くされてしまった身体はわずかな快感を感じ求めてしまう。
「あ、ぁあっ…いざや…した…なめて…さわってぇ…っ」
「スイッチ入っちゃった?じゃあさっき俺がやったみたいに俺に毛繕いして?」
尻尾をぺろりと舐められては拒否することもできず、俺は起き上がり一心不乱で臨也の耳を舐める。
俺の脳は、身体は、臨也からの快楽を求めていた。
何も考えられない。臨也の言うことをひたすら実行するだけの…正に、犬。
「ふ、はふっ…んぅ…」
耳から、顔から、首から、鎖骨から、胸から、お腹から、尻尾まで、息を荒くしながら一通り舐め終わるが臨也はにこにこと微笑むだけで。
「ん…ぁっ…はぅうん…」
早く臨也がほしくて、腰を臨也に押し付けながら肩をペロペロと舐めた。
すると、臨也も俺の肩をぺろりと舐め、俺の首筋にまた吸い付いた。
「あっ、ゃ、いざ……」
「シズちゃん、何してほしいのかちゃんと言わないと俺わからないよ?」
にや、と笑う臨也を見て、頭の中ではわかってるくせに、と悪態をつくつもりが自分の口から紡がれた声は違って。
「おれの、なかに…いざやのモノを…入れてくれ…っ!いざやで、満たして…!」

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