◇15
話し終わると、雛くんは、俺をオズオズと潤んだ瞳で見てた…。
『きもち…わるい?』
突然、聞いてきた雛くんの瞳は、不安そうで……。
―気持ち悪い?
まさか!
『全然。むしろ、可愛い//』
そう答える俺。
すると雛くんは目を大きく開いて俺を見た。
『行くとこないならさ。ここにいる?ていうか、いて欲しい!』
だって、ずっと癒されるし!!
そう俺が言うと、雛くんは答えず、相変わらず大きな目で俺を見ていた。
『嫌…かな?』
何も言わない雛くんに
そうだよね
やっぱ迷惑だよね…
他人だし…なんて
なんか、落ち込んじゃった俺に
ブンブンと勢いよく首を振って否定する雛くんは
『いいの?』
って、不安そうに聞くから
『いて下さい。』
て、お願いしたら、これまた最高に可愛いらしい笑顔で、俺に
『こぉくん!ぼくをおいてください。おねがいします』
って、お辞儀した。
可愛い可愛い雛くん。
その笑顔を見てるだけで癒される//
そんな雛くんとこれから過ごす日々を思うと…
あぁ、顔が緩む
(゚∀゚)
これから毎日が楽しくなりそうです。
これが、俺と雛くんの出会い。