◇15
話し終わると、雛くんは、俺をオズオズと潤んだ瞳で見てた…。
 

『きもち…わるい?』

 
突然、聞いてきた雛くんの瞳は、不安そうで……。
 
 
―気持ち悪い?

まさか!

 
『全然。むしろ、可愛い//』

 
そう答える俺。
 

すると雛くんは目を大きく開いて俺を見た。
 

『行くとこないならさ。ここにいる?ていうか、いて欲しい!』


だって、ずっと癒されるし!!

 
そう俺が言うと、雛くんは答えず、相変わらず大きな目で俺を見ていた。
 

『嫌…かな?』

 
何も言わない雛くんに

そうだよね
やっぱ迷惑だよね…

他人だし…なんて
 

なんか、落ち込んじゃった俺に

 
ブンブンと勢いよく首を振って否定する雛くんは
 

『いいの?』

って、不安そうに聞くから

 
『いて下さい。』

て、お願いしたら、これまた最高に可愛いらしい笑顔で、俺に

 
『こぉくん!ぼくをおいてください。おねがいします』

って、お辞儀した。

 
可愛い可愛い雛くん。
 

その笑顔を見てるだけで癒される//

 
そんな雛くんとこれから過ごす日々を思うと…
 

あぁ、顔が緩む
(゚∀゚)

 
これから毎日が楽しくなりそうです。
 

これが、俺と雛くんの出会い。
 
prev * 16/31 * next
+bookmark
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -