◇7
『雛くん…あっちで待っててくれる?すぐ戻るよ』
そう言っても無視。
くっついて離れそうにない。
もしかして…
寂しかったのかな?
起きて、俺がいなくて不安になった?
うわぁ(//▽//)
それ、可愛いすぎる…
荷物を片付けてる間も、ずっと俺の側を離れようとしない雛くん。
でも、このままじゃ何もできないなぁ…
『ねっ、雛くん。一人にしてごめんね。もう黙ってどこにも行かないから。大丈夫だよ。』
一瞬、キョトンとして首を傾げてる彼。
可愛いぃ…//
て、俺、もう可愛いしか言ってないからね!
『ねっ、だからあっちの部屋でコレ食べて少しだけ待っててね。』
買ってきたプリンを渡し、わかってくれるかな?
と、考えてると
俺と手の中のプリンを交互に見ながら何やら考えていた彼は、コクンと小さく頷いた。
よかった。
雛くんをリビングまで連れていき座らせると、プリンを皿にあけ、スプーンをつけてテーブルに置く。
テレビ見るかな?
そう思って、つけてあげて
『すぐ戻るから、いい子で待っててね』
そう言いきかせ、台所に戻り簡単にチャーハンを作ると急いで雛くんの所に戻った。