◇4
――ぐぅぅぅぅぅ
雛くんのお腹から音がなる。
『あっ!お腹空いてるんだっけ?待ってて。今、何か作るね』
そう言って、俺は台所に行ったけど、何を食べてくれるか解らなかったし、あんまり料理も上手くないから、とりあえずパンと牛乳を持って部屋に戻ると、雛くんは、またスヤスヤ丸くなって寝ていた。
しかも、猫ミミもだけど彼のお尻からはシッポまで生えていた…
雛くんって…何者ですか!?
これも…本物?
パタッパタッとシッポがリズムを刻んでる…
どうするかなぁ…
とりあえず、起こすか。
『雛くん…ご飯食べよ…?』
そう言いながら雛くんを揺さぶり起こすと、またゆっくり目を開けた。
『はい。パン…好き?』
すると
パアッと明るい顔になって、両手でパンを持つと、ハグハグと食べはじめて
『んまぁぃ(´∀`)』
そう言ってまた、可愛い笑顔を見せてくれた。
あぁ…、和む。
両手でコクコクと牛乳を飲む姿なんて、ヤバイ位に可愛いです
(//▽//)
綺麗に食べ終わった雛くんは、両手を合わせて
『ごちそうさまでした。』
と、お礼を言った。
いい子だなぁ…